井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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アレクサンダー・テクニーク

書籍「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク」

更新日:2019.06.22 [Sat] |

「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク
心と身体の使い方」

J.
クラインマン、P.バコーク 著
嶋根淑子 訳
誠心書房


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イギリス王立音楽大学のアレクサンダーテクニーク教師による著書が和訳出版されました。

とても良い本です。
アレクサンダーテクニークがなぜ音楽家に役に立つのか、どのように取り入れていくか、などが非常に明確に書かれています。

個人的には特に言葉の使い方が素晴らしいと思いました。
癖がなく、できる限りのわかりやすさで素直に書かれています。音楽大学生と向き合ってこられた著者の長年にわたる経験から成せることなのかなと推察します。
全体の構成もバランスが良いです。


アレクサンダーテクニークを本で伝えるには限界があるのですが、だからこそ、本でもって伝えられるべき部分が充実している、という印象を受けました。

音楽家以外の方にも導入本として面白いのではないでしょうか。
ぜひ、おすすめしたい一冊です。



こちらも良書です。

「音楽家のためのアレクサンダー・テクニーク入門」
P.
デ・アルカンタラ 著
小野ひとみ 監訳
今田匡彦 訳


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"
~入門" というタイトルですが、内容はかなり濃く詳細です。
どこから何度読んでも発見があり、私自身は事あるごとに読み返しています。

1冊目として読むには少しハードルが高いように思うので、順序としては上の方を先に読まれるのがおすすめです。

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