井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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「エフォートレス・マスタリー」

更新日:2020.07.30 [Thu] | ,

長い梅雨もようやく明けそうです。

おかげさまでレッスンは感染予防対策を取りながら進めることができています。
皆さんのご協力に感謝いたします。

コロナが深刻になってきた3月にイギリスの恩師から安否確認のメールが届き、以来ZOOMレッスンの時間を作ってもらっています。先日、練習についての相談をしたときに面白い本を教えてもらいました。

エフォートレス・マスタリー ~あなたの内なる音楽を解放する
ケニー・ワーナー(著)・藤村奈緒美(訳)

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https://www.ymm.co.jp/p/detail.php?code=GTB01097028

「人前でもあがらずに演奏したい」「これ以上うまくなる気がしない」「上手な演奏を聴くと落ち込む」

――誰もがぶつかる伸び悩みの壁を乗り越えたい人に必読の一冊。

プロ・アマ、楽器や音楽ジャンルを問わず、「誰の真似でもない、自分の音楽」を追求する方に。

(ヤマハ楽譜出版ウェブサイトより)


タイトルの「エフォートレス」effortless は
努力を要しない、苦労の跡がない、 というニュアンスですが、

"なぜ練習するのか"
"練習や演奏の妨げとなる「恐れ」について"
"変化のためのステップ" 

など、何かに取り組むに当たっては普遍的な内容です。
読みながら自分が通ってきた道のりを思い出し、「だから上手くいかなかったんだなあ」と苦笑いとともに深い納得感があります。
一時的・対処療法的な練習などではなく、在り方から見つめることができる気がします。



どの章を開いても面白いです。私は目次を見て気になったところから点々と読んでみています。
長く読み継がれていく本って、どのページを開いても印象に残ることが書いてある、といつも思います。そしていつ読んでも新しい発見があるような。


1996年に出版されたベストセラー本だそうで、昨年12月に日本語訳版が出版されています。

驚くほど勉強家の恩師はこの他にも「これ読むといいよー」と次々と記事や本を紹介してくれます。
英語を読むだけで必死のパッチで(笑)これは訳書があってほっとしました。


興味があればぜひ手にとってみてくださいね!

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