井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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やってしまいました

更新日:2021.05.14 [Fri] |

楽器を...

先日、
楽器を家の床に落下させてしまいました。

ヴァイオリンのケースの留め具がちゃんと閉まっていなかったことに気づかず、つまりフタが開いたままでケースを背負おうとして、中の楽器が床に落ちました。

(想像できる方はここまで読んでも背筋が凍ると思われます、スイマセン)

衝撃で駒が飛んでいき、真っ二つに割れていました。
駒が、です。本体は割れていません。念のため...


これから外へレッスンに行くというタイミングでしたが、生徒さんには状況が判明するまで待っていただいて、大慌てで楽器屋さんへ駆け込みました。

駒が外れたこと自体が大惨事なわけですが、さらには駒に支えられて強い強いテンションで張ってある4本の弦がバチンと落ちるわけなので、それによって起こる事の方がおそろしい(楽器にとってはダメージが大きい)のです。たとえば、

楽器本体の板に亀裂が入っていないか、
内側に外からは見えない損傷がないか、
楽器全体のバランスが歪んでいないか

など、たいていは楽器職人さんの眼でないと分からないレベルなので、
不安と気が動転しているのとでお店へ着くまでの道中は記憶がなかったです。


結果的に、本体の表側の板に数カ所の傷が付いてしまったのと、以前からあった浅い傷が今回の衝撃で少し深くなったのが主な被害でした
あとは、新しい駒を作ってもらうことに。


修理に数日かかるのでその間代わりの楽器を貸してもらって、すぐに仕事へ向かいました。


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お借りした楽器。私の楽器とは対照的な性格で新鮮でした

ひとまず最悪の事態とはならず、
正直なところ床に落っことしておいてまぁ良くこれだけで済んだな...というのが本音で
それ以前に、自分のうっかりが引き起こしたことにただただ反省です

前夜に「また後で練習しよう〜」と思ってケースの金具をちゃんと留めなかったんですよね...


冷や汗をたくさんかいて、どっと疲れました

後日談もまた書こうと思います。
結果的にとても良い修繕をしてもらい、思いがけず楽器の音の改善もすることができました...!

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