井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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メサイアとはじめてのおんがくかい

更新日:2021.10.19 [Tue] |

今月の10日、オーケストラでヘンデル「メサイア」の演奏会でした。
コロナの影響で昨年から2度も延期となった公演でした。
主催の合唱団や歌のソリストの方々のご苦労や本番を迎えられたお気持ちを想像すると、胸に迫るものがあります。

個人的に今回は1stヴァイオリンを弾いたことが新鮮でした。オケでは2ndを弾くことがが多く、メサイアも2ndに慣れていたので、なかなかの緊張感がありたくさん刺激を受けました。
良い本番でした。




14、15日は大阪市立こども文化センターで演奏しました。
保育園・幼稚園児が対象、「はじめてのおんがくかい」というコンサートです。


一般に未就学児は入場できないコンサートというのが多いですが、3、4歳ごろからでもコンサートホール(劇場)で演奏を聴く体験をしようという企画です。良い催しですね。


弦楽四重奏と歌と打楽器で、モーツァルトのアイネクライネナハトムジークに始まり、みんなで歌う童謡や人気の映画やテレビ音楽まで、1時間ちょっとのプログラムを計3回公演しました。

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左から、歌と司会のおねえさん、弦楽四重奏のおねえさんたち、打楽器のおにいさん
(園児向けなので、バイオリンのおねえさん、と紹介してもらってご機嫌です笑)



園児ちゃんたちは途中で集中力が切れたりしないかなという心配をよそに、最初から最後まで客席からとても良い反応をしてくれて、驚くやら嬉しいやら。
ちゃんとマスクして、騒いだりはしないけど全身で楽しんでいる様子がよく見えました。


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手に持っているのプラカードは、
楽器紹介のコーナー(ヴァイオリンの弓の毛は、なんの動物のしっぽでしょうか?というクイズ)や、
童謡(おばけなんてないさ、アイアイ、どんぐりころころ)で登場




余談ですが、楽器紹介コーナーや童謡は、即興的に演奏する音をつくったりアレンジもほんの少しだけやりました。
そんな工夫ができるのも、学生時代に習ったことや社会人になってから演奏の現場やレッスンで積み重ねた経験がそれぞれちょっとずつ、それなりに活かされていることに気づかされます。

そして主催や企画の方々や共演者のみなさんのおかげで良い演奏会となり、感謝するばかりでした。

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