井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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ゴルフとアレクサンダーテクニーク

更新日:2022.07.14 [Thu] | ,

「ゴルフのプレーにもアレクサンダーは応用できるのかな?」

というご相談を受け、出張レッスンに伺ってきました。



実は、F.M.アレクサンダーの著書「自分の使い方(原題: Use Of The Self)」にゴルフについて書いた章があります。


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原書 と 
日本語訳版



「ボールから目を離してしまうゴルファー」
というタイトルです

ゴルフ経験者の皆さま、心当たりあるでしょうか。
数ある身体活動の中から著書に取り上げるほどですから、ゴルフでの悩みは特筆すべきことのようです。

 

さて、この日は参加者3名の方と、約1時間半のワークショップの形でおこないました。

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私にはゴルフ経験がありませんが、レッスンで扱うのは具体的な「ハウツー」よりも手前の部分になるので、
たとえば今回は、

・練習を積んでも結果につながらない気がする

・頭では理解しているけれど、身体がそのように反応しない

・気をつけているつもりが、決まった場面で同じクセや反応が出てしまう


などの部分について、ボディマッピング(骨や筋肉の成り立ちを、身体感覚として正確に認識しているか?など)を含めて解明していきながらワークを進め、



後半にはゴルフクラブやボールを持って、いざ持ってみると身体や意識がどんな反応をするか?それをどう扱うか?という、ちょっと深いところまで進むことができました。

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この時間を通して
身体の感覚や、意識とのつながりについての発見や
これからの取り組みのヒントになってもらえたようでした。


みなさんからの率直な反応やフィードバックの言葉の中にも、初め〜終わりにかけて徐々に変化があり(気がつくタイミングや意識される範囲など)
私にとってもとても勉強になるレッスンでした。



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