井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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アレクサンダー・テクニーク

高校でのアレクサンダー講座

更新日:2022.11.02 [Wed] | ,

今月2日の水曜日、
母校の兵庫県立西宮高校音楽科で、アレクサンダーテクニークの講座でした。

毎年この時期に開講され、早いもので今年で
6回目の出講です。

今年もむちゃくちゃよいお天気
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わたしを含めた恩師・同僚の教師4名のチームで
音楽科の3年生の生徒さんを対象に、2時間の授業でした。


少人数のグループに分かれて
まずはテクニークの概要や、演奏する人にとってなぜ・そしてどのように役立つか、わたし自身の経験も少し交えつつお話ししました。


そのあとは実際にワークをしましょうということで

全員で、基本のチェアワーク
(
椅子に座る・立つの動作をもとにして、自身の動きに対する捉え方を再認識します)
 
  

一人ずつ楽器を持って、個人の演奏時の問題についてアプローチする


という内容でした。
私はその間、手を使って生徒さんの首や背中に触れながら、体の認識や方向性を促します
(
ハンズオン)


私が担当したグループはアレクサンダーテクニークという名前を初めて聞いたという生徒さんがほとんどでした。
素直で思慮深い印象がありました。
わからない時はわからない、と無理に取り繕うことのない反応も、とても良いものでした。



毎年のことながら、この講座を実施するにあたっては音楽科の先生方の熱意とご尽力があり、本当に頭の下がる思いです。


個人的には自分が在学していた頃のスランプをきっかけに学びはじめたアレクサンダーテクニークということもあり、このような形で役立つことができ何よりうれしいです。
講座は1日だけですが、生徒さんに何かしらのきっかけやヒントになると良いなと願いながら、帰路につきました。



音楽科は今年創立40周年とのことで記念誌が刊行され、

この講座の記事や、私がアレクサンダー関連で以前取材を受けた新聞記事なども掲載されていて(授業の様子や誌面写真は載せることができないのですが...
こちらもとてもうれしく拝見しました。

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