井上敦子 | ヴァイオリン奏者・アレクサンダーテクニーク教師

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昨日からのこと、うれしいニュース

更新日:2022.10.21 [Fri] |

明け方にうれしいニュースが。

以前ヴァイオリンのレッスンに来ていた生徒さんが、ヴィエニアフスキ国際コンクールで優勝したとのこと。

彼女が4歳から10歳くらいまで一緒にレッスンをしていました。今は大学生になり、演奏家としても大活躍されている素晴らしいヴァイオリニストです。


インターネットでコンクールでの演奏を聴くことができ(なんとありがたい時代)、ますます成熟した彼女の音楽に、涙が出ました。

https://www.theviolinchannel.com/hina-maeda-violinist-2022-wieniawski-international-violin-competition-poznan-1st-prize/?fbclid=IwAR2S66Tquqb4-HSxxymncsKsWZ3SSDSUd7iPscZOHBT3q0XUaz2iIWKdug4





その前日、私は所属する室内オーケストラのお仕事でした。

今回は臨時でセカンドヴァイオリンのトップをつとめ、加えてインスペクターという、リハーサルや本番の進行の仕切りや伝達に関わるマネージャー的業務も代打で兼任しました。初めてのことが重なり緊張しっぱなしの数日間を過ごしていました。

いつもそのポジションにいる先輩をそばで見てきてはいるものの、実際に自分がその仕事をやるとなると、とにかく発見の連続です。常に方々に気を配っていなければいけなかったり、自分が決断しなければいけない場面が多かったりで、普段は知らずにいた裏方の細かい部分にも目が向きます。

まわりのメンバーに助けてもらったり労いの言葉をかけてもらうたびに、いつも自分がどれだけ支えてもらってきたかも思い知ります。


「見たり聞いたりする(だけで)知っているのと、自分の身体(と意識も)を動かしてやるのとは違うもんやで」とはよく言いますが、本当に。

そして、今回のコンサートのプログラムはなかなかに大変な曲たちだったので、自分の練習もまだ足りてない、時間もない!という状況との戦いだったり、スタンドパートナー(同じ譜面台を共有してお隣で弾く人)でもある恩師が急病で急遽交代されたりということも重なり、終わった時には疲れたというよりもホッとした気持ちが大きかったです。



本番が終わり帰宅して、そうだ今日の夜中(時差のため)、前述の生徒さんのコンクールのファイナルステージだ、、、と、高揚感を覚えながらも疲労で眠ってしまい、早朝に目が覚めてニュースを聞いたのでした。

心からうれしく、おめでとうの気持ちでいっぱいです。

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